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えどのあねさま 新しい日本の絵本 *

文:木島始
絵:朝倉摂
デザイン:草刈順
出版元:あかね書房
発行年:不明(1975年コピーライト)
サイズ:W210×H270
重量:410g
本の状態:B− 図書館除籍本、カバーなしです。表紙に経年のスレ・アタリ・角ケズレ(上角テープ補修)、小口付近シミ、裏表紙の見返しに100ミリ、40ミリ位のハガレ、最終ページの見返しに複数の公共機関の除籍印、綴じ込み付近に小さなハガレ・チリに微ヤブレのあるページなど、全体的に経年感がありますが、本編は問題なく読めます。絶版。※少し状態の落ちる除籍本である事をご了承ください。

むかしむかし、東京が江戸と呼ばれていた頃、人々は滅多に遠くまで出かけることはありませんでした。特に女の人が出かけるのは難しいことでした。そして、いつの頃からか川岸へきて、いつもじいっと向こう岸を見つめている女の人がいました。〈きっと だれかに会いたいのだよ〉〈だから いつも川岸に来ているのだよ〉そう噂するくらいになりました。本文参照。
古来から庶民の間で楽しまれてきた“ひな遊び”が発展し、江戸時代から各地で作られていた“姉様人形”。本書に登場する、向こう岸を見つめている女の人の儚さと、姉様人形の佇まいが重なり合いながら、お話が進みます。そして・・・
日本を代表する舞台芸術家で絵本も多数手掛けている朝倉摂さん。彼女が描いた女の人の眼差しが心に残ります。
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