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妖精の騎士タム・リン スコットランドの民話

再話:スーザン・クーパー
絵:ウォリック・ハットン
訳:もりおかみち
出版元:小学館
発行年:2005年8月10日1刷
サイズ:W220×H255
重量:440g
本の状態:A− カバーありです。カバーに小さなスレ(キズ)と端ヨレ、ページに若干保存時のヨレがありますが、本編は概ね良好です。

マーガレットは、毎日朝から晩まで、お城の塔のてっぺんの部屋で、ししゅうをしていました。ししゅうなんか、大きらいでした。お城の外に行って、思いきり走ったり大きな声で笑ったり、わくわくするような冒険がしてみたかったのです。けれど、マーガレットはスコットランドの王女様でしたから、おぎょうぎよくおとなしくすわって、ししゅうをしていなければなりませんでした。どこかの王子様が結婚を申しこみにきてくれるまで、だまってじっと待っているのです。ある日マーガレットは、お城をとびだして、緑の牧場をどんどん走っていきました。「カーターヘイズの森に行って、赤いバラをつもう」と、マーガレットは心に決めていました。でもカーターヘイズの森は、おそろしいところでした。妖精の騎士タム・リンがあらわれて、入った者に呪いをかけ二度とでられないようにしてしまうと、だれもが知っていました。タム・リンは、美しい若者でした。金色の巻き毛が風にゆれ、日に焼けた肌も金色にかがやいていました。夏の空のように青い目で、タム・リンは、じっとマーガレットをみつめました。そして、マーガレットは・・・。愛する人を救うためにたたかう王女様の愛と勇気の物語。本書紹介文より。

※掲載画像は同じ本を紹介する為のサンプル画像で、再出品の度に実物画像を添付し直しておりません。(画像アリの記載があるものは除く)
※一冊ずつ確認をしておりますが、古本という性質上、本の状態の記載内容は目安としてご参照ください。
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