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浮揚譚

文:舟崎克彦
絵:建石修志
出版元:パロル舎
発行年:1998年4月5日1刷
サイズ:W195×H180
重量:270g
本の状態:A− カバーありです。カバーに小さな経年のスレ・ヨレ、本編は概ね良好です。

この物語は歴史の空白となっているある時代、地上を支配していた女王の年若い恋人が不慮の溺死をしたところから始まります。
虚ろなまなざしを天空に向けて、湖水に漂っている若者の姿を見た時、女王は彼の肉体からすでに魂が去っているのを悟りました。
心を喪った者はすべからく浮揚するのだということを。本文より。
画家の建石修志さんは東京藝術大学卒、サロン・ド・プランタン賞を受賞。細部まで描きこんだ鉛筆による幻想的な絵で知られ、本の装丁の作品も多く手がけています。
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