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おおきなもののすきなおおさま

作:安野光雅
出版元:講談社
発行年:2008年1月11日21刷
サイズ:W212×H285
重量:410g
本の状態:B+ カバーありです。カバーに小さなスレと端ヨレ、ページに若干めくりシワがありますが、本編は概ね良好です。

むかし あることろに、おおきなもののすきな おうさまが いらっしゃいました。おうさまは、なにしろ おおきなものが すきでしたから、やねよりもたかいべっどで おめざめになると、ぷーるのようなせんめんきで かおをあらい、にわのような ひろいたおるで かおをふいて、やっと 一にちが はじまるのでした。本文より。
ガスタンクを見て、あんな大きいコーヒーカップがあったらどうだろうと、ふと思った。高いはしごでよじ登り、底にすこしたまっっているコーヒーを、はいつくばってなめる自分を思いうかべて、目がくらむ思いがした。では、かさのように大きなチューリップができるだろうか。エジプトの王は、ピラミッドという巨大な墓をつくらせたが、大きな花を咲かせることだけはできなかった。 あとがきより。
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