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まほうつかいのむすめ

文:アントニア・バーバー
絵:エロール・ル・カイン
訳:中川千尋
出版元:ほるぷ出版
発行年:2005年9月30日13刷
サイズ:W233×H288
重量:450g
本の状態:A− カバーありです。カバーに小さなスレ・ヨレ、表紙天地に小さなアタリ、本編は概ね良好です。

むかしむかし、まほうつかいとそのむすめが、たったふたりきりでくらしていました。むすめには、なまえもなく、ただ“むすめ”とよばれていました。ときおり、なまえでよばれていた幼いころの夢をみることがありましたが、どうしてもなまえをおもいだすことができません。そこでむすめは、自分が何者なのかを父のまほうつかいにたずねるのでしたが・・・。
アントニア・ハーバーは、ベトナムから迎えた養女のためにこの物語を書きました。東洋と西洋の精神風土を受け継いだル・カインが晩年にのこした作品であることを考えると、感慨の深いものがあります。本書紹介文より。
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