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松谷みよ子 むかしばなし 第一集〈全5巻〉

文:松谷みよ子
絵:長野ヒデ子、黒井健、和歌山静子、片山健、村上康成
出版元:童心社
発行年:2006年12月10日初版
サイズ:W195×H258×D48
重量:1650g
本の状態:B(+)〜B+ 函カバーあり・本体カバーなしです。函カバーに小さなスレ・ヨレ、「かさじぞう」の表紙の見返しに折れ跡があります。ページに少しめくりシワがありますが、本編は概ね良好です。

「おむすびころりん」「かさじぞう」「ももたろう」「したきりすずめ」「こぶとり」の5冊セットです。

「おむすびころりん」地下の国を訪ねて宝物をもらってくるお話です。地下の国にも、地蔵浄土、鬼の浄土、ねずみ浄土などいろいろで、なかでもねずみ浄土は、とくに子どもたちに愛されてきました。今回この絵本におさめられている話は、ばあさまが主人公です。
「かさじぞう」のお話は、子育ての難しかった時代の、辛い思いを抱えて生きている、じいとばあのお話でした。寒かろ、と笠をかぶせる地蔵は、死んだ我が子の姿だったのでしょう。
「ももたろう」岡山や兵庫などには、くりやかに、臼、牛のくそなどが参加する話があります。岡山の桃太郎といえば食っちゃあ寝の桃太郎です。山行き型とよばれる大らかな太郎です。それらのなかからこの桃太郎が生まれました。
「したきりすずめ」は北から南まで、日本各地で語られ愛されている昔話です。雀をかわいがるじいさま。ふん、と横をむくばあさま。じいさまの愛の深さと、ばあさまの欲の深さを昔話はりくつをいわず、繰り返しというかたちで鮮やかに伝えます。
「こぶとり」真夜中の山の中、踊る天狗たち。面白くてつい仲間に入って踊り出す楽天的な爺。おろおろと泣き虫の隣の爺。その対比に人生がくっきりと浮かび上がります。 本書紹介文より。
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