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星になった月見草

作:阿部笙子
出版元:ほるぷ出版
発行年:1988年6月20日3刷
サイズ:W220×H248
重量:360g
本の状態:B+ カバーありです。カバーに小さな経年のスレ・ヨレ・上端微シミ、多少の経年感がありますが、本編は概ね良好です。品切れ、重版未定です。

「月見草は朝露だ」と年老いた馬がいう。小馬だった頃、両親にはぐれて野山をさまよった夜明け、花びらに朝露が光っているのを見たからだ。
「月見草は白。黄色じゃない」と白い猫がいう。月の光を浴びると、毛も黄色に染まるから―。
「月見草は小人がつくった」とふたごのきつねがいう。そういう夢を見たことがあるから―。
「月見草は流れ星」と飛べなくなった白鳥がいう。星が落ちたところに花を見つけたことがあるからだ。
「おしゃべりの仲間にいれて・・・」と月見草が話の輪に加わった。
月見草のほんとうの姿ってなんだろう?
花が咲いて七日めには、もうしぼんでしまう月見草と動物たちの、これは美しくも可憐な木版画による幻想詩。 本書紹介文より。
上越新幹線・新潟駅の大壁画など高い評価を受けている木版画家、阿部笙子さんの絵本です。
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